はじめに:

zDEXは、ピアツーピアの分散型仮想通貨取引所です。 zDEXは、PIVXのマスターノードネットワークを使用する事で、マルチシグニチャーエスクローアカウントとオーダーブックのマッチングを行います。zDEX z」の由来は、zDEXでは、最終的にzPIV を使用する取引が行われる事からきています。zPIV は、PIVXのゼロコインプロトコルバージョンであり、これによって保有コインの究極的な匿名性がもたらされます。

Heidi: この取引所にアクセスする為に、アプリをダウンロードする必要がありますが、zDEX ノードを実行する必要は無いという事ですね?

Jakiman: その通りです。取引所にアクセスするには、対応するOS(現時点ではLinux/Windows/Macのみ)上にzDEXアプリをダウンロードし、実行するだけです。もし貴方がPIVXのマスターノードに投資してネットワークをサポートし、PIVXマスターノード報酬と、ノードが関与したzDEX取引の20%の手数料を得ようと考えているのでなければ、貴方自身が zDEXを保有したり実行する必要はありません (これについては後程詳細を述べる事にします)。ウェブサイトでは、 zDEXネットワークの取引活動のみが表示されています。

しかしながら、現在この取引所はまだ、テストネット上でのみ運用しているアルファ・テスティングステージ にあるのだという事に注意してください。ですので、ユーザーが実際にコインを取引できるのは、もうしばらく後になります。

Heidi: なぜアカウントが24時間で無効になってしまうのですか?

Jakiman: zDEX のメインデベロッパーである Presstabは、 zDEX が本当の意味での分散型取引所である事を誇りに思っています。これは結果として、オーダーを操作する(間違えたアカウントをキャンセルする等)事ができる中央集権の権力が存在しないという事を意味します。

ですから代わりに重要な機能として、自動フェイルセーフメカニズムが実装されました。 例として、例えば資産がロックされてしまったアカウントが、自動で24時間後にユーザー(その資産及びアドレスの保有者)のロックを解除するというシステムです。これによって、マルチシグニチャー取引において起こり得る問題、つまり、署名者(zDEXノード)から、必要な署名を全て集める事ができず、ユーザーの資産が無期限に凍結されてしまうという問題が予防できる事になります。

Heidi: このDEXを利用する事によって(利用するだけで)、利用者は保有するコインを匿名化できる(PIVXを使う事で)と言う見解で間違い無いでしょうか?

Jakiman: zDEX (ゼロコイン分散型取引所)の主要な機能の1つに、例えばビットコインなど、取り扱っているコインは全て 、PIVXのゼロコインプロトコルの単位であるzPIVに対して取引されるという事があります。そしてこれは、コインがzPIVの形である際には基本的にオフチェーンであるという事を意味します。  https://pivx.org/zpiv/ (参照)

つまり、貴方はzPIVの売り手にコインを送り、zPIVを購入し、自分のアカウント/ウォレットでzPIVを受け取る、という事になります。 zPIV の売り手は、まるで普通の取引のように、そしてBTCのようなプライバシーコインではない普通のコインのように貴方のコインを受け取ります。するとこのBTCの取引軌跡はブロックチェーン上に残ります。(貴方のアドレスから売り手のアドレスへの取引)

貴方が zPIVを保有する時、そこにはそれに紐づけられるPIVX のブロックチェーンアドレスは存在せず、また、貴方の残高はPIVXのブロックエクスプローラーを通じて外部から見る事はできません。ですから、完全に代替可能で、無傷で、追跡不可能なゼロ知識証明のPIVXゼロコインを保有するという事になります。この概念はすぐにはわかりづらいかもしれませんが、 zPIV を仮に、チェーン上にあるPIVベースコインのIOU バージョンだと考えてみて下さい。

Heidi: 手数料の半分は zDEXノードに払われ、 もう半分はzDEXチームに払われると言う事ですが、チームはこの資産をどのように利用するのですか?

Jakiman: 手数料の分配システムは、実質は80%が開発に回され、20%zDEX に回されます。zDEXの初期開発コストは、創始者達による個人的な投資でした。

ですので、この初期投資がいくらか差し引きされつつ、常に新しい機能を開発し、zDEXのさらなる技術改革を確実にする為のシステム強化の為にも使われ、さらにより良いユーザーエクスペリエンスの為のシステム改善の為にも使われます。zDEX を、本当の意味での分散型、そして匿名性のある取引所にする事が我々の目標です。

Heidi: zDEXノードからは、どのような支払いが行われるのですか? どれ位の頻度で?また、このノードを運用する為の必要条件は何ですか?

Jay: 私達が行った計算によると、100 zDEX ノードがネットワーク内にあります。それぞれのzDEX ノードは、1日に平均して100BTCの取引量があった場合、一か月に最大で、おおよそ0.0075 BTCを受け取る事ができます。

この手数料の報酬がどのように支払われるかというと、まず、取引が行われる毎に、 15ノードのQuorum(定足数)がzDEXノードのネットワークからランダムに選ばれます。取引が発生すると、その15 ノード (もし誰かがそれよりも前にネットワークから落ちたとしたら、それよりも少なくなる―但し、オンラインであるのが10ノードよりも少なくなってはいけない)が、取引が行われたそのコインによって、その取引によって発生した手数料の分配を受けます。 (もしLTCの取引が行われたとしたら、zDEX ノードは手数料をLTCで受け取る事になります。)

ここで、各 zDEXノードは、複数のquorumの一部である可能性があるという事を覚えておいてください。そして、同時に複数の取引を行う事ができるのだという事も。

Heidi: PIVXzDEXチームは、他のDEXからどのような事を学びましたか? また、どのような違いを求めているのでしょう?

S3v3nh4cks (創始者): 私達が学んだのは、もし、分散型の取引所が、従来の中央集権型取引所と同じような取引の雰囲気を持っていなければ、ユーザーは使いにくいと感じるという事です。

Jakiman: 私達が作りたいと考えたのは、全ての側面において可能な限り完全に近い分散型のシステムで、実際のユーザーのPC上で、個人情報を一切収集する事無しで動作していて、 ユーザーに、ベースコインとゼロコイン(PIVX zPIV)間の取引を可能にさせていて、 プライバシー機能による特徴の恩恵を受けているようなDEXです。

Heidi: では、取引はアトミックスワップで行われるのですか?チェーン上でですか、それともオフチェーンですか?

取引はアトミックスワップではなく、CLTV (BIP 65)とマルチシグニチャー契約の組み合わせになります。

オフチェーンかオンチェーンかについてですが、これについてはどちらもあります。つまり、

BTC の売り手 = BTC (オンチェーン) -> PIV (オンチェーン) -> zPIV (オフチェーン)

BTC の買い手 = zPIV (オフチェーン) -> PIV (オンチェーン) -> BTC (オンチェーン)

1: PIVからzPIV への変換(ミンティングと言います) と、 zPIVからPIVへの変換(スペンディングと言います) は、取引後半で自動的に行われるので、ユーザーは自分でこの作業をする必要はありません。

つまり、この取引は、単純にはこう見える事になります。

BTC の売り手 = BTC (オンチェーン) -> zPIV (オフチェーン)

BTC の買い手 = zPIV (オフチェーン) -> BTC (オンチェーン)

zPIV がどちらの方向の取引にも含まれているので、取引を行う全てのユーザー がゼロコインプロトコルが持つプライバシー性の恩恵を受ける事になります。貴方がひとたびzPIVを保有したら、その資産に紐づけられるパブリックキーアドレスは誰も持たないという事になるので、もう誰がいくら分のコインを持っているかを全く知る由もなくなるのです。 zDEX Website (参照)

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注意

Jakiman: zDEX は、現在まだ開発中で(だから現在まだアルファテスト状態で、テストネット上のATMでのみ運用しているのです)、今後、実際の一般公開までに、ものすごい量の開発がされていく予定となっています。 (バックエンドの取引エンジンだけでなく、フロントエンドのUI/UX についても、そして、ウェブサイトについてもです。) ですので、現時点ではまだ何も固定化してはおらず、様々な変更点や改善点が行われる可能性がある事をご了承下さい。